ベルリンに引っ越す前からずっと、密かに楽しみにしていることがある。
初めて空き瓶をお金に替えてもらったときは、「父がやっていたことをベルリンで実現できた!」とても感動したことを覚えている。
ドイツで空き瓶がお金に替えられるのは、ペットボトルや缶の飲料、ビールなどを購入する際に、商品代とは別に容器の保証金を支払っているからだ。これを「Pfand(ファンド)制度」(※1)という。この制度のおかげで、みんな自然と容器を返却する習慣が身についている。
ほとんどの飲料の容器が返却できるが、たまにできない容器もある。それを見分ける方法は、瓶と缶を模したマークがついているかどうか。
このマークがある容器は、返却できる。容器代は飲み物によって違いがあるが、だいたい25セント(約32円)程度だ。
1本では大した額ではないように感じるが、“塵も積もれば山となる”。例えば、飲み物6本分になれば、25セント×6=1.5ユーロ(約192円)。
1個25セントのおいしいプリンを6つ買ってプリン三昧の一日を過ごすこともできるし、192円あればドイツの食生活では欠かせないパンも一斤買える。
容器の返却方法は2つある。
もう1つは、自動回収の機械を利用する方法。ベルリンでは、ほぼすべてのスーパーに設置されている機械だ。
【きゅーん様専用】オートフィネス バケットドリー(バケツドリー)洗車用品">で紹介した、不用品のやり取りができるfacebookグループ「
Louis vitton ルイヴィトンアウタースペース サングラス Z1093E">」でも、たまに「大量のビールの空き瓶があるから、ほしい人がいたらピックアップしにきて!」なんて書き込みがあったりする。
このように空き瓶のデポジット制度はリサイクル促進効果だけでなく、困っている人たちへのちょっとした手助けにもつながっているのだ。
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